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センチメンタルメモリー

第7章 夜蝶



「みんな、こちら椿姫ちゃん。
今日から出てもらうことになるわ。
体入は今日一回のみで本入の方向で進めるわ。
仲良くしてあげてね?」

椿さんが話すとキャストのみんなが注目する。
もちろんボーイの人も。
すごく、緊張する。

「え、えっと、ご紹介されました椿姫です。
上京してきたばっかで不安だらけではありますが…ここで頑張っていきたいと思います。
どうかよろしくお願いします」

頭を下げると拍手が鳴り響いた。

「椿姫ちゃん、よろしくね!」
「よーし、私達も頑張んなくちゃ!」

歓迎の声が聞こえる。

「ここのNo.1の舞華ちゃん、No.2の紫乃ちゃん、No.3の千夏ちゃんよ?
椿姫ちゃんもこのくらいに成れるまで頑張ってね」

紹介されたNo.1から3の女の子。
みんな雰囲気が明るく優しく歓迎してくれた。

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