テキストサイズ

センチメンタルメモリー

第7章 夜蝶



それからしばらくして、MARIAに本入し1ヶ月が経った。

もうほぼ一人で出来るようになり、徐々に指名を増やしていった。

週に2日ほど休みをもらい、たまに昼キャバも頼まれるようになった。

相変わらず、直哉とはヤッているけど最近どこか変。
向こうから手を出さなくなったし、外では無駄に絡まなくなった。

椿さん曰く
「翼ちゃんは看板娘になるし、彼氏がいるって噂立っちゃったらお客様が減っちゃうでしょ?
直哉さんなりの心遣いよ」

最近はよく指名してくれるお客さんからブランド物の財布をプレゼントされたが直哉は無視。


すこし、いや、とても寂しい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ