
腹黒ドS王子の愛する人
第10章 溢れる思い
差し出されたのは俺が西条のために選んだシルバーのネクタイピン。
「この前見てたでしょ?あのゴールドのネクタイピンは私があいつのために選んだの。別れた後もずっとつけててくれて期待してたんだけど。なくしたって言った後このシルバーのやつつけてて。ムキになって見つけ出してこれ持ってきちゃったの。」
やっばり、あれは美和子さんのやつなんだ.....
西条はそれをずっとつけてたんだな。
「終夜にすごい怒られたんだ。そのネクタイピンはすごい大事なものなんだって。もしかして新しい大切な人にでももらったのかな......」
大事なもの.....不謹慎にも胸が高鳴る。
「新しい大切な人なんていないですよ........」
「この前見てたでしょ?あのゴールドのネクタイピンは私があいつのために選んだの。別れた後もずっとつけててくれて期待してたんだけど。なくしたって言った後このシルバーのやつつけてて。ムキになって見つけ出してこれ持ってきちゃったの。」
やっばり、あれは美和子さんのやつなんだ.....
西条はそれをずっとつけてたんだな。
「終夜にすごい怒られたんだ。そのネクタイピンはすごい大事なものなんだって。もしかして新しい大切な人にでももらったのかな......」
大事なもの.....不謹慎にも胸が高鳴る。
「新しい大切な人なんていないですよ........」
