
腹黒ドS王子の愛する人
第20章 初デビューなのですが。
「.....ってぇー!」
首を抑えながら聡が起き上がる。
「もっと寝ててください。」
「そうだぞ聡。なんなら休みにしてやるが。」
「いや、二人ともひどい。」
こんなやり取りを見て葵が少しだけ笑うとまた聡が葵に抱きつく。
「うわー!かわいーなー!!」
「おいやめろ、バカ。」
葵から引き剥がそうとすると視界の端にさっきと打って変わって少しだけ泣きそうな友喜君の顔が映る。
「..........。」
なんだか、健気な子だな。
「友喜さんは今日はどうされたんですか?」
「へっ.....あ、えっと今日の早くに出張から帰ってくると聞いてたんで、机の上にあった書類、ないと困ると思って。」
そう言った彼の腕には葵と同じように茶色い封筒。
首を抑えながら聡が起き上がる。
「もっと寝ててください。」
「そうだぞ聡。なんなら休みにしてやるが。」
「いや、二人ともひどい。」
こんなやり取りを見て葵が少しだけ笑うとまた聡が葵に抱きつく。
「うわー!かわいーなー!!」
「おいやめろ、バカ。」
葵から引き剥がそうとすると視界の端にさっきと打って変わって少しだけ泣きそうな友喜君の顔が映る。
「..........。」
なんだか、健気な子だな。
「友喜さんは今日はどうされたんですか?」
「へっ.....あ、えっと今日の早くに出張から帰ってくると聞いてたんで、机の上にあった書類、ないと困ると思って。」
そう言った彼の腕には葵と同じように茶色い封筒。
