AAAの話部屋
第5章 花火 〜紅い口紅〜
それから私は宇野ちゃんの家に一回行って、ご飯を私が作って
たくさんお話した
ち「宇野ちゃんはいいね♪可愛いしセクシーだし!
私も、大人の色気が欲しいなー。」
う「えー。そんなことないよー。千晃は今のままで十分色気もあるし、可愛いよ♡」
ち「違うよーー!!!!!!もっと、色気が欲しいのー!!!!」
私は伸びをしてソファーに倒れる
う「んーーーー。メイクじゃないかな?結構変わるし。
やろうか?今から?もしよかったらだけど」
そうして宇野ちゃんはメイク道具を取りに行ってくれて
私をソファーに座らせて、メイクをし始めた
本当に宇野ちゃんは女子力が高くて、私もこんな風になれたらなぁ〜って思う
目のメイクが終わると、私の顔をじっと見つめてから
口紅を取り出す
口紅を取り出すと、宇野ちゃんの手が震えてるのに気づいた
なんで?...!..............!!!
その瞬間私は悟った
それはなんとなくだし、確信なんてものはどこにもなかったけれど
「宇野ちゃんは私のこと好きなんだ。」
私はその感覚に違和感を覚えなかった
ずっと一緒にいるし、ただの友達だと思っていた
恋愛に発展するなんておかしな話だった
それに私達は同性だし。
それでも、私は違和感を感じなかった
あるいは、、、、、、、違和感を感じ取れなかった
私の中の思考はとても冷静で、「こんなのおかしい」と頭で反復していた
ただ、行動は裏腹に宇野ちゃんの手を握り口紅を自分の口へと運び
2人の手で口紅を塗っていた
それだけのこと、、、、、、
ただ、口紅を塗っているだけ、、、、、、
それだけなのに、どうしようもなく私は欲しかった
宇野ちゃんが欲しくて、仕方がなかった
私はにっしーが大好きなのに、、、、、
、、、、、、、、、ははっ、、、、、
そうだ。私、宇野ちゃんのことは大好きじゃないん
”愛しているんだ”