あなたに精力うばわれちゃいます!
第2章 捲土重来
「(それにしても……うう…だるいよぉ……)」
体を動かしたせいか、家にいた時よりもだいぶ辛い。
やはり学校をお休みして家に安静にしていればよかったかもしれない。
「なぁ…なんか辛そうじゃね?」
「本当だな。なんか顔も赤いし」
「……ちょっと俺行ってくるわ〜♪」
「え、マジかよ抜けがけずりぃ!」
向こうの窓側で、男子たちが何やら会話をしているみたいだが、今の私にはそんなこと聞く余地もない。
こうして席に座っているだけで精一杯だ。
このまま眠ってしまおうか、と考えて目を瞑ると…。
「水上さん!おはよ」
「……っっ!!?」
いきなり話しかけられ、突っ伏していた顔をすぐさま上げる。
きっと私の顔は汗だくだろうが、そんなこと関係ない。
「大丈夫?物凄くだるそうだけど」
「う、ううん!気にしないで〜…」
クラスメイトが初めて喋りかけてくれた。
そんな思いで胸がいっぱいで、多少だるさが吹っ飛び、嬉しくなった。
「気にしなくないよ!ほら、すぐ保健室いこう?」
体を動かしたせいか、家にいた時よりもだいぶ辛い。
やはり学校をお休みして家に安静にしていればよかったかもしれない。
「なぁ…なんか辛そうじゃね?」
「本当だな。なんか顔も赤いし」
「……ちょっと俺行ってくるわ〜♪」
「え、マジかよ抜けがけずりぃ!」
向こうの窓側で、男子たちが何やら会話をしているみたいだが、今の私にはそんなこと聞く余地もない。
こうして席に座っているだけで精一杯だ。
このまま眠ってしまおうか、と考えて目を瞑ると…。
「水上さん!おはよ」
「……っっ!!?」
いきなり話しかけられ、突っ伏していた顔をすぐさま上げる。
きっと私の顔は汗だくだろうが、そんなこと関係ない。
「大丈夫?物凄くだるそうだけど」
「う、ううん!気にしないで〜…」
クラスメイトが初めて喋りかけてくれた。
そんな思いで胸がいっぱいで、多少だるさが吹っ飛び、嬉しくなった。
「気にしなくないよ!ほら、すぐ保健室いこう?」