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蒼い月

第2章 その名は飛燕

「俺がここに出向いた時点で大体の察しはついてるんじゃないのかな?事務次官。」


「私も忙しい身でね、君の要件までは察しはつかないのだが?」


「まあいい、俺はこいつを外せば済むだけだ」


「まっ、待ってくれ!!それだけは勘弁してくれ!」


何が起こっているのか解らない佐々木は小さな目をパチクリさせながら俺と事務次官を交互に見やる顔には
恐怖の色が濃い。
それよりも、事務次官の狼狽えようは尋常ではなかった顔は青いのに汗は大量にこめかみから頬を伝う


俺はただ自分のアイウエアに手をかけただけだというのにだ


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