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蒼い月

第2章 その名は飛燕

「仕方ないな。」


俺はアイウエアに掛けた指を下ろした


「はっはっ、勘弁してくれ!心臓が止まるかと思ったよ」


ポケットから出したハンカチで大量にかいた汗を首まで拭いている


なにが起こっているのか解らない佐々木はもはや泣き顔のような目で俺から目が離せないでいるようだ


「解ってるだろう?飛燕の事だ。どういう事か話してもらうぞ」

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