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家政婦ノオシゴト

第4章 憂鬱な日々

「待って…!!」

目が覚めた。

ぶかぶかのTシャツだけを着せられ、ベッドに寝かされていた。

ふと近くにあった時計を見ると、もう7時だった。

「そっか…あのまま気絶して…。」

あの後何時間経ったのだろう?

ベッドから出て、リビングへ向かう。
湊が誰かと通話しているのが見えて、思わず部屋に隠れ、チラッと様子を伺った。

「ええ、ええ…分かってますよ。」

内容は分からないが、何だかいつもより冷たい気がする…。

「では、忙しいのでまた次の機会に。」

電話を切った後、こちらに向かって来た。
私はさっと部屋に入って、ベッドに座った。

「起きた?」

「はい。…私、何時間寝てましたか?」

「3時間くらいかな。寝たの3時半くらいだから。」

そろそろ帰ります、と言い服を探す。

「服ならベッドの下に置いてあるよ。」

ニコッと笑うと、机に向かっていった。
私はベッドの下から自分の服と下着を取り出した。

「このシャツ、洗って返しますから。」

「ああ、別にいいよ。」

彼の言う事を無視して脱いだ後はバッグの中に畳んで入れた。

いくら嫌いな相手でも貸してくれたのでこれくらいはしないと…。

そんな気持ちで自分の服に着替える。

「あ、待って。お金と…これ。」

お金と共に渡されたのは、大人の玩具、ローターだった。

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