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ペットではなく家族です。

第10章 葉子の想い



浮気はした事ないし
もちろん今後一切する気もない

だけど葉子は寛一が浮気しないように
蛇の葉子に見張りをさせた
自分の代わりに

もちろんそれは表向きの理由
本当の理由は…


葉子「…」


本当の理由は別にあった


寛一「えっ、葉子が倒れた!?」


数ヶ月、葉子が倒れた

病院から仕事場で倒れたと連絡があり
急いで駆け付けると病室には
チューブに繋がれた
葉子の姿が…


寛一「葉子っ…何で…」

葉子「…」


元気が取り柄の葉子
小中高と皆勤賞だったと自慢する程
体は丈夫で社会人になってからも一日も
会社を休む事はなかった

それなのに…


寛一「葉子…」

正行「お知り合いの方ですか」

寛一「恋人です、病院から連絡をもらっ
て、どういう事ですか」

正行「病室では話せませんので場所を移
しましょう」

寛一「…はいっ」

正行「…」


これが黒田正行との初めての出会い
因縁の始まりだった


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