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ペットではなく家族です。

第17章 金次、銀次の場合



千夏「こっちが金次で」

金次「…」

千夏「こっちが銀次、だっけ?」

銀次「…」


二匹の見分け方は目の色

金次は茶色
銀次は黄色の目をしていた

その他にも金次は人懐っこくて銀次は逆
人見知りなのか物陰に隠れ
いつも怯えていた


千夏「ご飯だよ、ご飯食べよう」

金次「ニャーニャー」

銀次「…」

千夏「はいはい、今あげるからね」


ご飯は子猫用
だけど一人で食べれる為
そんなに手がかかる事はなかった

トイレ以外は…


千夏「ちょっと金次、また私の掛け布団
でおしっこしたでしょう!!」

金次「?」

千夏「また洗濯しなきゃ…」

銀次「…」


盛りの時期なのか
金次はマーキングばかりしていた
カーテンや布団などあらゆる場所にして
独特な匂いで洗っても多少
匂いが残り…


千夏「…臭い…」


今夜も千夏を悩ませた


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