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葉子「ここがアナウンス室か」


葉子が向かったのはアナウンス室
ここで最後の仕上げ
実行する


葉子「スイッチは…」

正行「葉子さん、やっと見つけた」

葉子「遅い」

正行「ごめんね」

葉子「…」


葉子を抱きしめ
すぐにキスしようとした正行
だけど寸前のところで葉子は彼女の事を
口にした


葉子「院長婦人…」

正行「！！」

葉子「受付で見ましたよ、院長先生の事
探してました」

正行「あ、ぅんっ…」

葉子「…私…ちょっと嫉妬した」

正行「えっ？」

葉子「あの人が院長先生の奥さんだって
知って…」

正行「葉子さん」

葉子「患者の葉子さんにも…」

正行「えっ…」

葉子「…」


葉子の名前を出し
その隙にスイッチをオンに…


葉子「院長先生、葉子さんの事…教えて
私、彼女の事知りたい」

正行「知りたいって、一体何を…」

葉子「彼女が死んだ原因」

正行「…」