ペットではなく家族です。
第18章 寛一の結末
葉子「怒るよね、普通…」
正行「…」
葉子「恋人はきっとあなたを訴えようと
思った、だけどあなたは金と権力を使っ
て揉み消した」
正行「えっ?葉子さん、何を…」
葉子「ねぇそうでしょう」
正行「それは…」
ドンドンドン(ドアを叩く音)
美佳「正行!!正行いるんでしょう!!
早く出て来なさい!!」
正行「やばっ、この状況見られたら」
葉子「あ、言い忘れてた」
正行「そんな事より今はこの状況を何と
かしないと」
葉子「私達の会話、マイクがオンになっ
てたから病院内に全部筒抜けだったんだ
言うの忘れてた(笑)」
正行「忘れてたって、お前…」
葉子「…」
鬼の形相で葉子に掴み掛かってきた正行
だけどマイクは今もまだ
オンのまま…
葉子「マイク、オンのままだよ」
正行「!?」
葉子「流れちゃったね、院長先生の悪事
それから気持ち悪い喘ぎ声も」
正行「君は…」
美佳「正行!!正行!!開けなさい!!
開けなさいって!!」
正行「君は一体…何者なんだ…」
葉子「…」