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友恋

第8章 高鳴り






ふと校庭を見ると男子が準備体操をしている。




体育か。



適当に視線を動かしていると、知っている顔が視界に入ったのでそこで止まる。



副委員長…


いかにも体育ができそうなオーラを放っている。


少女マンガとかだときっとこういうとき目が合ったりするんだろうな。


私は一人静かに自分の思ったことに対して鼻で笑う。



しかし、副委員長がクイッと顔を上げた。


彼も私に気がついたようだ。




や、やだ、またこれじゃ谷中蓮のときみたいに私が見てたみたいになるじゃん。



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