テキストサイズ

友恋

第8章 高鳴り






「好きなの?蓮のこと。」


「えっ…」



副委員長が私との距離を一気に縮め、私の背後にあるカウンターに手を乗せた。


私はカウンターと副委員長に挟まれてしまった。



「否定しねーんだ。」


「ち、ちがっ、私好きとか…そーゆうのよく分かんないし…考えたこともないし…」





ドクンッ


ドクンッ


副委員長との距離が近くて鼓動が早まる。



「なら、俺のこともいい加減副委員長はやめろよ。」


「一之瀬…先パ…「そーゆうことじゃねーよ。」


私の言葉を無理やり遮る彼。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ