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友恋

第8章 高鳴り






「…たっくん。」


私は照らされている彼に向かって呟いた。




「…姫と、ちゃんと2人で話したかったから今日呼んだんだ。」


副委員長、いや、たっくんが優しく言った。




「呼んでよかった。話せてよかった。」


「…私もです。」




たっくんのこと、どことなく私は誤解をしていたのかもしれない。




「あ、でも敬語はやめろよ。」


「あ、は、うんっ!」


私が激しくどもったのでたっくんが声を出して笑った。



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