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友恋

第2章 第一印象






「…どうも。」




なんて言って良いのか分からず、私は小さく呟いた。






初対面の女の子の髪の毛よく引っ張れるな。



ま、いかにも女の子慣れしてそうな顔立ちだけど。





「お前名前は?」






クイッ




副委員長は髪をまた軽く引っ張りながら聞いてきた。





「…笹原優姫です。」




「ゆうき?」





「…優しいに、姫です。」




私は漢字を尋ねられる前に自分から素早く告げた。





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