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友恋

第2章 第一印象





「優しいに姫、か。」




副委員長は何かを考えているような表情を見せた。





私は小さくため息をつき、前に体を向けなおそうとしたとき、




クイッ




またも髪を引っ張られた。





「もう、なんなんで…「俺は、一之瀬拓海(イチノセ タクミ)。」




私の言葉を遮って、副委員長が自分の名前を言った。



私はつい瞬きが早くなってしまった。





「よろしくな、姫。」




「ひ、姫?違います、私は優姫です。」



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