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友恋

第10章 ナミダ








蓮ってひょんなときに現れるよなぁ。


クリームパンのときとか。

ショッピングモールとか。

それと今さっき。




トントン…


私は階段を下りながら、後ろを振り返った。


当たり前だが、別に後ろには誰もいない。




「ねぇ。」


前から声をかけられたので、私は身体を戻した。



「あなた前に一之瀬君と図書室にいた?」


そこには女の先輩が2人立っていた。



「えっ?」


私は突然の質問に首を傾げる。



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