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友恋

第10章 ナミダ







「あ、うん、職員室に呼び出されちゃったらしくていなかった。」


「…どしたの?なんかあった?」


楓が私の顔を覗き込む。



「え、ううん?何もないよ?」




心配させたくないからなのか。

言う必要がないと思ったからなのか。


私は首を横に振った。




別に…友達だからって全てを言う必要はないもんね。





カタンッ


隣の席に悠樹が座った。



「あ、悠樹。」


「んぁ?」


話しかけたタイミングで悠樹はあくびをした。




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