テキストサイズ

友恋

第10章 ナミダ






「おう。ゆうが帰ってきそうな時間にまた家の前で待ち伏せしといてやるよ。」


悠樹の返答に、私はクスッと笑った。



「ストーカーと間違われて通報されないようにね。」


「水無さん中々言うねぇー。」


楓の言葉に素早くツッコむ悠樹。



「優姫、私帰り待ってようか?」


「ううん、待たせるの悪いから大丈夫。」


私は楓にそう伝え、引き出しの中から筆箱を出した。
































「じゃ、ゆうあとでな。帰るとき暗かったら戻ってくるから連絡しろよ!」


「うん、ありがと。」


悠樹は友達とじゃれ合いながら帰って行った。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ