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友恋

第10章 ナミダ






人がいる気配はない。


そういえば、時間指定なかったし、どれくらい待てば良いのだろうか。



私はポケットからケータイを出した。



『17:34』


時刻を確認し、もう一度ポケットの中へと戻した。




とりあえず18時まで待ってみようかな。



私は入り口から近い階段に腰を掛けた。



「ふわぁ…」


こんな状況でもあくびは出てしまう。



ってか、この微妙な暗さが眠気を引き起こすんだよね。


電気とかつかないのかな。



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