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友恋

第10章 ナミダ







腰を掛けたばかりだが、私は立ち上がって壁に寄り、電気のスイッチを探した。




ギシッ…


ギシッ…


私の歩みと共に床も鳴く。



「あっ。」


角の壁にホコリのかぶったスイッチを見つけた。



なんだ、ちゃんとあるんじゃん。



カチッ



あれ?



カチカチッ



こ、壊れてる。

というか、使わないからもう電気つかないようになってるのか。



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