テキストサイズ

友恋

第10章 ナミダ








「違うんですって!その子は…」


彼女は懸命に叫んでいるが、ズルズルと引っ張られ、ついに扉のところにまで行ってしまった。  




…私は?

私はどうなるの。




「だって夏実ぃ、お前が言ってきた女の特徴に似てるじゃねーかよ!」



ジロッ


ビクッ


上から睨まれ、恐怖のあまり身体が反応する。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ