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友恋

第10章 ナミダ






「じゃ、夏実の願いを叶えますか。」


ギシッ


金髪男がゆっくりと振り返る。



「…っ…」


私は震えながらも後ろへと身体を進ませる。




…負けない。


私はドラマみたいな修羅場になんか負けない。



バンッ


「いっ…?!」


私は肩にかけていたかばんを思い切り金髪男に向かってぶつけた。



ダダダッ


私は急いで階段を駆け上がる。



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