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友恋

第10章 ナミダ







窓。

窓はないの。 
 

私は部屋を見渡す。



あった。



ドンドンッ


大丈夫、ドアは暫く開けられることはなさそう。


私はドアをチラッと見ると、窓へと足を急がせた。



ガチャッ


ガチャガチャッ



「開いてよっ…!」


窓の鍵が錆びついてしまっていて、びくともしない。



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