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友恋

第10章 ナミダ







ここってもう使われてないんだよね。

だったら窓割っても…



ゴトッ


私が助走を付けようとしたとき、ポケットの中からケータイが落ちた。



そうだ。

助けを呼べば良いんだ。




ドーーーンッ!!


ビクッ


ドアに押し付けといた棚が倒れた。



やばい。

あとはドアの鍵を打ち破られたら終わりだ。



カタカタッ


急に激しく身体が震え始めた。



落ち着け私。


私はケータイの画面を急いでタップする。



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