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友恋

第10章 ナミダ







脚が床に擦れて赤くなる。

腕からは木が刺さったのか血が流れている。



「…ケータイっ…」


私は小さく呟き、ケータイを探す。



「優姫ちゃーん、ダメじゃん助けなんて呼んじゃ。」


ギシッ



「来ないで。」


私との距離を縮めてくる金髪男。


その手に私のケータイが握られていることに気づいた。



「それともあれか?犯されてるところを誰かに見てほしいとか?」



ゾクッ



「いーねぇ、マゾは嫌いじゃないぜ。」



パンッッ!!


近づいてきたと思ったら、いきなり平手打ちをされた。



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