テキストサイズ

友恋

第11章 特別






「怖かったろ。一人でよく頑張ったな。」



ポタッ

私の雫が床を濡らす。



金髪男に叩かれても。


床に叩きつけられても。


服を脱がされても。



涙なんて出なかったのに。



蓮に会った瞬間。


蓮に触れられた瞬間。


涙が溢れてきた。



グイッ


ポフッ


蓮が私の頭の後ろに手を回し、自分の胸へと私を引き寄せた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ