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友恋

第11章 特別








タッタッタ


「お嬢様!お帰りになる時はお呼びくださいと何度も申していますのに…」


タキシードのような服を着た中々のイケメンが楓に駆け寄る。



これはいわゆる執事と呼ばれている人なのだろうか。



…ってか、執事?

お嬢様?

えっ、“パパが奮発しちゃったの”ってか普通にお金持ちってことじゃん!



「雅(ミヤビ)、お嬢様は嫌だって言ってるじゃん、昔みたいに楓って呼んでよ。」


楓がパシッと“雅”さんの肩を叩く。


しかし“雅”さんは困ったように微笑むだけで、何も言葉を発しない。




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