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友恋

第3章 友だち






ふと下見ると、いつも見ている背中姿があった。



「悠樹…」



こんな私のそばに変わらずいてくれる大切な幼なじみ。





悠樹は優しすぎるんだ。









ガラッ




「あっ、優姫本当に待っててくれたの?」



教室に入るなり、楓はピョンピョンと跳ねるように私の近くにやってきた。




「あれ?橘くんは帰っちゃったの?」



楓は教室を見渡す。


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