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友恋

第3章 友だち






「…分かった。」



大した返事なんてしてないのに、どうして楓はそんなに嬉しそうにしてくれるんだろう。








カタンッ



「仲良くなってるんだな。」


席に座ると、隣の席の悠樹が机に伏せながら言った。



「べつ…「なぁ悠樹ー。」



前の方から悠樹の名前を呼びながら1人の男子が歩み寄ってきた。



「あ、わりぃ。女の“ゆうき”じゃなくて、男の“ゆうき”な。」



私と目が合うとその男子は頭を掻きながら言った。




別に元々自分が呼ばれたなんて思ってないけど。


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