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友恋

第3章 友だち






「あんたって優しいに姫で“ゆうき”だっけ?」


「…そうだけど。」



話したこともないのに、あんた呼ばわりですか。


悠樹の友達にこんなやついたんだ。




「“優しい姫”なら、もっと可愛く振る舞えば?」



ドクンッ


心臓の鼓動が身体中に響く。




「もっとこう“優しい”オーラを出すとかさぁ。名前と雰囲気が…「和真!!」




バンッッ!!


悠樹が自分の机を力強く叩いた。


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