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友恋

第3章 友だち






「…俺に用があるんだろ、早く話せよ。」


睨みつけるように“和真”に目で何かを訴える悠樹。


あたりの空気が重く感じる。



「ふぅーん。」


“和真”はニヤッとすると私と悠樹に交互に目を向けた。




「優姫!」


「かえ…でっ?」


「ちょっと来て!」


私は半ば強引に楓に手を掴まれ、席を立った。




楓に手を引っ張られるがまま、教室の外の渡り廊下にまでやって来た。



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