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友恋

第4章 名前






「なに、面白いもんでもあるの?」


「わっ、悠樹。」


いつの間に。




「こんなとこいたらメロンパン取れねーぞ?まぁ、いつも取れてねーけど。」


「あ…今、楓が取りに行っててくれて…あ、来た。」


群れの中にいた楓が脱出して小走りで私の元へと戻って来た。



「優姫ー、ゲットしたよー…って、橘くん?」


「どーも。」



「あ、ごめんね橘くん、これからは私が優姫にメロンパンを届けるので。」


楓が悠樹にテヘペロっと言わんばかりの表情を見せる。


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