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友恋

第4章 名前






みんなすごいな、すぐに仲良くなれて。

私はそんなにすぐに仲良くなれないし、なりたいとも…思えない。




「おい、前進んでんだけど。」


「えっ。」


後ろの人に声をかけられ、前を向くと列が進んでいた。



「あ、すいません。」


私はペコッとお辞儀をして前に進んだ。



「はい、メロンパン100円ね。」


財布から100円玉を出し、会計のおばさんに渡す。



 
これだけ大きくて100円は安い。

あ、そうだ飲み物も買わなくちゃ。






「おい。」


グイッ


突然右腕を掴まれた。


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