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友恋

第4章 名前





「でも、知らない人にこれあげるから一緒に行こう、とか言われて付いてくのはダメだよ?」


「…バカにしてるでしょ。」


「てへっ。」






なんでだろう。

昨日会ったばかりなのに。

昨日話したばかりなのに

楓とのやりとりがもう心地良い。













「わー、この学校にこんな緑のとこあったんだ。」


庭が見えてくると、楓がはしゃぎだした。


「ちっちゃいけど噴水もあるじゃん、なんかリッチー。」

  
噴水の水を触りながら楓が言った。



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