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「俺、敬語とかそういう意識されるのかったるいから。むしろそのままの優姫でいて。」


「…わ、わかった。」

私は小さく頷いた。



「これ。」


谷中蓮がポケットの中から袋を取り出し、私に差し出した。



「なにこれ？」


私の問いかけに応じないので、仕方なく私は袋を受け取り、中身を取り出した。



「あ。」


中からはメロンパンダのキーホルダーが出てきた。

メロンパンダがハートを持っているキーホルダーなのだが、悠樹からもらったハートは黄色。


谷中蓮が差し出してきたこのメロンパンダのハートはピンク色。