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友恋

第6章 表情





「れ、蓮っ!」

私は谷中蓮の背中に向かって叫んだ。


彼が反応し、私の方に振り返る。



「あ、ありがとう!」

私はメロンパンダのキーホルダーをブンブンと振ってみせた。


その光景に蓮は吹き出し、右手を上げて再び私に背中を向けた。



























「まさかの色違い。」


席に戻り事情を説明すると、楓が2つのメロンパンダのキーホルダーをまじまじと見始めた。



「2人の先輩と幼なじみから取り合いされるなんてさすが優姫。」


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