Another World Warning
第1章 始まり
慣れたことというのは全て無意識になる。
条件反射…というのか、なんか違う気もするが、多分そんな感じだろう。
なんて考えてるうちに、気づけばダイニングの椅子に座っていた。
目の前にあるのは、何の変哲もない晩御飯と、ショートケーキ。
…ショートケーキ?
そう、今日は僕の18歳の誕生日。
僕はわくわくしている。 ただ、ショートケーキにわくわくしているわけでもないし、誕生日プレゼントもくれるわけではない。
今日は「あの」ゲームが始められるようになる日なんだ。
本当は晩飯なんてすっ飛ばしてそのゲームにアカウント登録したいものなんだが、食べないのも家族に申し訳ないから食べている。
急ぎ目に晩御飯を食べ終わった。
自分の部屋に行くために階段を上る。
途中に姉とすれ違う。
「お誕生日おめでとう、けーい」
「ああ、ありがとう」
さりげない言葉、素っ気ない返事。
僕の名前の呼び方が少しムカついた。
馬鹿にするんじゃないぞ、これはかけがえのないお父さんとお母さんから頂いた名前なんだぞ、「慶」っていう名前にはいろんな思いが込められていてな…
いや、今はそんなことを考えてる場合じゃない。
僕は足早に自分の部屋へ向かった。
条件反射…というのか、なんか違う気もするが、多分そんな感じだろう。
なんて考えてるうちに、気づけばダイニングの椅子に座っていた。
目の前にあるのは、何の変哲もない晩御飯と、ショートケーキ。
…ショートケーキ?
そう、今日は僕の18歳の誕生日。
僕はわくわくしている。 ただ、ショートケーキにわくわくしているわけでもないし、誕生日プレゼントもくれるわけではない。
今日は「あの」ゲームが始められるようになる日なんだ。
本当は晩飯なんてすっ飛ばしてそのゲームにアカウント登録したいものなんだが、食べないのも家族に申し訳ないから食べている。
急ぎ目に晩御飯を食べ終わった。
自分の部屋に行くために階段を上る。
途中に姉とすれ違う。
「お誕生日おめでとう、けーい」
「ああ、ありがとう」
さりげない言葉、素っ気ない返事。
僕の名前の呼び方が少しムカついた。
馬鹿にするんじゃないぞ、これはかけがえのないお父さんとお母さんから頂いた名前なんだぞ、「慶」っていう名前にはいろんな思いが込められていてな…
いや、今はそんなことを考えてる場合じゃない。
僕は足早に自分の部屋へ向かった。