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Another World Warning

第1章 始まり

目が覚めたのは午前3時30分だった。

外はまだ真っ暗。 早起きが早すぎるだろ、と自責する。

こんな早くに電気屋が開いているわけがない。

しかし、もう一眠りしようにも、目が冴えてしまったので、このまま起きておくことにした。

AWWの公式サイトでも巡回しようか、と僕は考えた。

部屋の電気をつける。

明るさに慣れていない目が自然と細くなる。 明るくて目の奥が痛い。

パソコンの電源を入れる。

起動中に目は明るさに慣れた。 人の体とは不思議なものである。

AWW公式サイトを開いた。

よく見てみるといろいろな項目がある。

僕は「世界ランキング」が気になったのでそのページを開いた。

上から1位、2位、3位と順番にズラリと並んでいる。

1位…ユーザーネームは「KlsKlr」。 なんて読むんだ?

ユーザーネームの横に星条旗がある。世界1位はやはりアメリカ人なのか。

それぞれのユーザーには「パートナー」というのがいるらしい。 トップランカーのパートナーはどれも強そうだ。

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