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Another World Warning

第1章 始まり

午後8時10分。 思ったより時間が経っている。

そういえば風呂に入るのを忘れていた。

パソコンの電源を切り、風呂へ向かう。

風呂はちょうど誰も入っていなかった。

服を脱ぐ。

頭を洗う。 顔を洗う。 体を洗う。

湯船に浸かる。

最近、湯船が小さく感じる。

身長が伸びたのだろうか。 はたまた本当に湯船が小さくなったのか。 それはない。

そういえば風呂に1時間も2時間も入る人がいると聞くが、そういう人たちは風呂で何をしているのか。 ゲームをするのだろうか。 風呂に持ち込んでまでゲームはしたくない。

風呂にいるといろんな思考が頭に浮かぶ。 学校のテストなんかも風呂でやれば点が上がるかもしれない。 名案だ。

風呂を出て、寝巻きに着替える。

自分の部屋へ戻る。

これと言ってすることがない。 明日は土曜日だし、早起きしてAnother World Gateを買いに行こう。

そうと決まったら寝るのみだ。

時間は――午後9時。

こんなに早く寝るの小学校以来じゃないのか。

小学生でも構わない。 AWWのためだ。

僕は電気を消して、午後9時に寝た。

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