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『あの…』

名前のプレートを見た

『…鈴木さん？あっち行きましょうよ！』

無理矢理手を引っ張って、監視室が見えないようなところに来た

｢何でこっちにきた…｣

『鈴木さんは彼女いるんですか？』

警備員の言葉を無視して、自分の流れに変える

｢えと…いるよ？｣

『いーんですか？こんな仕事夜中まででしょ？…芸能科の人達に目移りしません？』

鈴木さんは少し暗く話した

｢実は彼女浮気しててね。僕が悪いんだけど。…この仕事は付き合ってから始めたんだ｣

『彼女さんとは、もめましたよね…』

｢だね…｣

みんな色々あるんだな…

｢そろそろ映像チェックしなくちゃいけないんだけど…｣

この人が映像チェックの担当の人なら、芸能科の暴行をそれ見逃しにした張本人ってこと…？