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二宮side



「ぁっ…」


さんざん相葉さんに焦らされて。

甘い言葉を囁かれて。

とろとろになるまで愛されて。


「んっ、んんっ…」

「声、抑えなくていいから…」

「んーっ…」


枕に抱き着いて耐えてたけど
じわじわと迫る快感に
だんだん耐えられなくなって。

後ろでは肌のぶつかり合う音が
ひっきりなしに響いてて。

それに加えて、
卑猥な水音も響く。


「っ、んん、相葉さ…」

「…ん…どうした、」

「きす、…きすしたいっ」


どうせいつも素直になんか
なれやしないんだし。

今日くらい、特別だよ。


「っふふ、今日は素直っ…」

「悪いっ、かよっ…」

「あーもう、拗ねないの」


んふふ、って耳元で笑う声が聞こえて
体を反転させられて。

よく言う、正常位ってやつになって。


「キス、何回したい…？」

「いっ、ぱい…っ、ぁ、あっ」


余裕がある相葉さんの腰遣いに
翻弄されて。

口から出る言葉はヤケに素直だ。

相葉さんの顔が近付いてきて
やっと、キスできる──…

って思ったのに。

寸前で止められて。


もう、イきそうなのに。

目の前でそんな顔されたら、
俺っ…


「ニノの気持ちよさそうな顔、
えっろいなぁ…」

なんて、…まだ焦らしてくる。


「相葉さっ…ぁあっ。も、だめぇっ。」


俺が一層大きな声を出したと思えば
急に動きが止まって。

それにびっくりして、
中途半端にされて体は疼く一方で。


「相葉さ…なん、で……んんっ、」


ふつーここでキスするかよ、
なんて思いながらも、気持ちよくて。


「ん、んんっ…はぁ、」


ちゅっと舌を吸われて、
歯列をなぞられて。

それだけでもうイきそうになる。