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二宮side



「…ね、相葉さん…？」

「んー？」


ちゃぷん…と湯船が音を立てた。


「…っふふ、」

「なんだよ、可愛い。」

「ふふふ、大好き。」


濡れた体は気持ち悪いけど
相葉さんなら別。

寧ろいいかな。

なーんてね。


「…ニノはさ、」

「ん？」

「俺と付き合えて、よかった？」

「うんっ、もちろん！」

「…そっか。そっかそっか。
んふふ、」


そっかそっかー。って
すごい嬉しそうに言う。

…あったりまえじゃん。

好きじゃなかったら
付き合ってないっつーの。


「…ねぇ、ニノ」

「んー？」


水がちゃぷちゃぷと
音を立てる。


「…結婚とかって、どう思う…？」

「へっ…！？」

「…んっふふ、なんでもない」

「えっ、ええっ！？」

「もう黙れー、この可愛い口！」

「んむうっ、」


相葉さんに口を摘まれた。

…結婚、結婚…。


「…俺は、いいよ、」

「…へっ！？へぁっ！？」

「相葉さんとなら…したい、です…」

「…マジ？それほんと？」

「ウソはっ、嫌いだ…」


なんでこっちが
恥ずかしくなってんだか。


「あーもう、あっつい！
逆上せるから俺出る！」

「あっ、待ってニノ！
俺も出る〜」