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My sweet⭐️Angel 〜恋に落ちた堕天使

第2章 ll



「待って、アダム」

「早く早くっ、今日は司祭様に僕たちの歌を聴いていただく日だろ」

「だって、お祖母様が司祭様に、って…」

大きな籠をぶら下げて引き摺りそうになりながらヨタヨタと歩くイヴ

と、急に籠が浮いて手から離れた

「お持ちいたしましょう、お嬢さん」

「あ、ありがとう、ございます」

ブロンドの巻き毛、透き通るように白い肌、ふっくらとしたバラ色の頬

間違いない、この子だ

「お嬢さん、お名前は?」

「私、イヴよ」

「可愛い名前だね、私はラファエル、よろしくね、イヴ」

「ラファエル様… 素敵、天使様と同じお名前ね」

実際本人なんだけどね
「それで、イヴはどちらまで?」

「あの教会よ、今日は司祭様にお歌を聴いていただく日なの」

「そう… 私も聴きに行っていい?」

「ええ、いいわ、教会は神の家、どなたであろうと拒みません、っていつも神父様が仰っているもの」

ふん、神の教えか…

「それではお嬢様、お手をどうぞ」


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