テキストサイズ

My sweet⭐️Angel 〜恋に落ちた堕天使

第2章 ll



「おいおい、ラファエル、そんなに急いでどこへ行くつもりだ?」

何の気配も無く後ろから声を掛けられ驚いて振り向くラファエル

「ルシファー!」

「今回のターゲットはやけに若いようだな、いい加減諦めたらどうだ? 早くこっちの世界へ来ちまえよ」

黒髪、短髪の全身黒装束で長身の男がラファエルの目線の先を追ってくつくつと笑う

「嫌だね、この悪魔め」

「まだ、足掻くのか? どうせお前は神に捨てられたんだ、楽になっちまえよ、ラファエル」

「話しはそれだけか? なら、さっさと行けよ」

「まあ、そう言うな… 悪魔稼業もそう悪く無いぜ」

「お前の相手してるほど暇じゃないんだ」

「何世代も人間界をうろつき回ってるヤツのセリフとは思えないなぁ… お、獲物が動いたぞ、まあ、せいぜい頑張れよ」

そう言うと返事を返す前にルシファーは消えてしまった

「ふんっ… おっと、いけね、イヴが行っちまう」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ