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∞Love sick be in love∞

第2章 oh my lover!

「・・・・・あの・・・・・」
「やったらさぁ・・・・・。思い出したらえぇんちゃうのん?」

その声音に、今までずっと一緒にいてはじめて、ヤスが怖いと思った。
鳥肌が立つくらい、低くて冷たくて。

『え?これホンマにヤス?』

そう、思った。
と、同時に自分の記憶を必死に手繰り寄せた。
早く、思い出さなきゃ!と。
そう思ったのだ。

『収録中?チーム戦で陸上競技やったやんな、今日。ほんで、ヨコと同じ黒チームで・・・・・』

「・・・・・あ。ヨコ?」
「やっと分かった?」

そういえば、今日はヨコと同じチームで、やたらヨコが俺の肩を触ってた。
いや、でもライブ中だって、お互い他のメンバーに触ったり、触られたりしてるのに。

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