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「は？した覚えいっこもないねんけど」
「せやったら、無意識になんかやらかしたとか？」

そう言われて、考える。
とは言え、無意識にやらかしてたら、覚えてるはずもなく。

「なんか思い出したか？」
「いや、全然！」
「おーい、そこの２人ー。はよ楽屋入ってやー。渋滞なってんでー」
「うっさい、ヨコ！こっちは大事な話しとんねん！」
「うっさいて、なんやねん！みんな楽屋入れんで困ってるから、言ってんねんか！」
「まぁまぁ、２人とも喧嘩せんで。取り敢えずすばる、楽屋入ろ」

そうヒナに促され、俺は楽屋に入る。
このまま楽屋にいても、他のメンバーに当たってしまいそうな気がして。
俺は早々に着替えて鞄を手にした。