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∞Love sick be in love∞

第2章 oh my lover!

「ほんなら、俺もう帰るわ。おつかれー」

楽屋を出て、帰宅の途に着く。
今日はヤスと飲みにでも行こうかと思って車で来なかったのに。
こんなことになるなら、車で来れば良かった。
まぁ、そんなのはただの結果論だが。

テレビ局を出た所で、ぐいっと腕を掴まれる。
びっくりして見れば、そこには先に帰ったはずのヤスがいた。

「・・・・・え?ヤス、なんでここに?先帰ったんちゃうん?」
「すばるくん、僕話あんねん。やから僕んち行こ。な?」

その芯のある強い口調と、まっすぐ俺を見つめてくる瞳に、俺は逆らえるはずもなく。

「・・・・・おん」

肯定の言葉を返した。
ヤスは満足げに頷き、 俺の手を引っ張り歩きだす。
ヤスに促され、待機していたタクシーに2人乗り込んだ。
行き先はもちろん、ヤスの家。

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